きょぼくうううううう(挨拶)


屋久島二日目です。


朝食後、屋久島一周に出発です。
この島はほぼ円形で、海岸の円周に沿って県道が走ってます。
それに乗れば一周できるわけです。


まずは屋久島自然館へ。
積雪で折れた縄文杉の枝がありました。
枝と言っても、大人4人でやっと抱えられるほどの太さですよ。
これだけで一つの巨木のようです。
切り出した年輪も展示されていました。
髪の毛のごとく細い流麗な年輪が幾重にも刻まれていました。
中部にもよくあるスギの年輪と並べられていましたが、一目瞭然の美しさ。


それからヤクスギランドへ。
テーマパークのような名前ですが、自然公園です。
そこへ行くまでが大変だった。(わたしは助手席に掛けていただけですが)
ヤクスギランドは海抜1000mの場所にあるのです。
当然そこまで上がらなければならないわけで。
途中までは片側一車線だったのですが、それから単独一車線になり、山道特有のくねくね坂に。
しかも道の両端が絶壁だったりして、「来るなよ対向車」とか話していたら、向こうから観光バスが(爆)
運転手は島民の方らしく、慣れた様子。
ですが、車の巨体のせいで、慣れないこちらがバック走でくねくね道を戻ってました。
その他、寝そべったサルに道を阻まれるなどありましたが、何とか到着。
「ランド」とあるので勝手に平地を想像していましたら、思いっきり山の斜面でした。
木で作られた散策道を進みます。
入ってからすぐに分かったのは、空気が違うこと。
高地の冷えた空気に瑞々しさがあった。
心地よい湿気を帯びているので、木々に触るとひんやりします。
雨が降ってもいないのに、幹を覆う苔にも水滴が付いてました。
苔が土の役割をして、新たな芽が出てました。
倒木更新というやつらしいです。
切り株の上に、木の芽が出ているのもありました。
沢にも降りてみると、水がとても澄んでいて、冷たい。
不思議なことに魚の姿がありませんでした。季節のせいでしょうかね。
屋久島の植物って、大体大きいんですね。
屋久杉の大きさ、高さも半端ありません。
何百年も樹齢を重ねているからでしょうか。


それから枕状海岸に行ったり、ガジュマル園に行ったり、ウミガメの砂浜で波に飲まれそうになったりしてました。


帰り道ではシカに何度も遭遇。
一匹は突然飛び出してきて、危うく出来立てミートソースを見せられそうでした。