帰ってきました

ノマ週間*11回目終えてきました。
参加人数は6人。
緑区に住む高校からの友だちの家*2での開催。
おかしなことがあったので、その一部を長々と書きます。


料理作りの手伝いですが、本当に手伝いだけでした(笑)。
メインはキーマカレー(15人前)。あとはターメリックライス、水菜サラダ、スモークサーモン、生ハム、クラッカーチーズのせ、そしてアルコール類多数。
わたしがしたのはカレーのスパイス調合と米炊きぐらい。
肝心のカレー作りは小学校以来の友だちが調理係です。
大飯ぐらいがいるので米1リットル分炊きました。
6合弱ですね。
土鍋で炊いたのですけれど、分量に対して鍋が小さく、炊き上がったときには溢れんばかりに米が盛り上がっていましたよ。


ご飯がちょいとばかし軟らかかったのが残念でした。
しかしカレーは非常においしく、最後にはタライのように大きなアルミ鍋が空に。
みんなよく食べたなあ。


調理の専門学校を卒業する友だちには、用意していたオリーブオイルをプレゼント。
喜んでもらえたようで良かったです。
フランス料理店に就職決まって、修行に入るそう。
いつかこっそり食べに行こう。


食事が進み、ノマに入ったわけですが、酒好き*3が二人もいた*4せいで、シャンパン、ワイン、ウィスキー、日本酒という久しぶりのチャンポン。
あら酔い酔いってなもので、すぐにヨい気分になりました。
そして6人中2人が睡眠爆沈。
残りの4人で大富豪やりました。
今回でわかったのは、わたしの場合、酔うと最初の段階として注意力散漫になること。
10回はやりましたが、おかげで一度も大富豪になれず。


その後、料理長がそのマッスルな上半身をむき出しにして抱きついてきたり、腕相撲大会でわたしのへなちょこ具合を再確認したりしましたが、平穏な時間がありました。
しかしそれは嵐の前の静けさ、津波前の凪だったのです……!
主賓が眠りについた後、後に残ったのはsa1ri、オーナー、料理長の3人。
ウィスキーをちびちびと飲んでいると、料理長が半裸のまま語りだしました。
彼はもともと強く*5、顔にも出ないため言動を確認しなければ、酔い具合が測れません。
料理長はなにやら悩みがあるようです。
といっても、彼の場合もとが大げさなこともあり、最初から具体的な話はせずに世の中の道理についての持論をひとしきり述べた*6後、実際にもっている悩みを話し出しました。
わたしも酔っていたので、酔っ払いの言うことを真に受けて、料理長の論理的な間違いを指摘しまくってました。
その悩みについてオーナーとわたしが意見したのですが、解決には至らず、むにゃむにゃと煩悶しているようでした。
その後突然、わたしの方へ向き直って、
「sa1ri! お前は何か突き抜けたことをしなきゃいかん!」
と意気を発揚させてきたのです。*7
わけが分らずに、具体的に何をするのか訊いてみても、「やれ!」「いけ!」というばかり。
ちらりとオーナーの方を見ると、必死に笑いをこらえていました。
わたしも腹を抱えて笑いたい気分でしたけれど、何せ発揚している本人はいたって真面目な表情なので、笑えません。*8
詮方なく、こちらも真面目に、人に何かやらせるのならば自分でやって見せてからの方が良い、と言うと、それを聞いた料理長は機嫌を悪くしてグラスをコタツ台に叩きつけるように置きました。
飲み慣れているオーナーは彼をなだめ始めましたが、酔っ払いにカラまれるのが初めてなわたしはそのまま料理長の相手をしてしまったのです。
俯いて、小さな声で罵倒した彼はこちらに近づき、顔を上げて睨みつけてきました。
翌朝のオーナーのいう「5分間にらめっこ」の始まり。
この時も当然料理長はマッスルな半裸です。
ひじをギリギリと締め、筋肉を盛り上げさせてのものすごい形相。
今にも殴りかからんばかり。
わたしはそのとき、睨まれているとは思わず、「殴られたら絶対にKOだなぁ。でも殴った時点でコイツの負けだ」と考えながら、じっと見つめ返していました。
そのうちにあちらがよそを向き始め、集中力が途切れたと判断したオーナーが別の部屋へ連れて行き、料理長を落ち着かせました。
わたしはというと、こっちに戻ってきた後でにらめっこが再開しないようにするために、コタツにもぐって狸寝入りしました。(オーナーに問題丸投げ)

気付いたら朝。
オーナーはあの後、ふらふらの彼を寝付かせてくれました。
良かった良かった。
もろもろの片付けをして、午前中には会場を後に。
昼になって、料理長がアヤマり*9の電話をしてきましたよ(笑)。
惨極無双・猛省伝状態の彼に、また飲もうとだけ言っておきました。


料理長は、顔は強面で、マフィアのような格好をしてますが、傷つきやすく*10、メンバー中最もまともな一般人です。(カラミ酒ですが)
なので、酔っ払いながらも彼がわたしに言おうとしていたことは何となく分ります。
論理は変なのですが、言いたいことは分る。
普段は何も問題なく、仲良くしていますけれど、うすうすのうちにわたしの姿勢に気がついて、もやもやした気持ちが溜まっていたのでしょう。


久しぶりに旧友と大笑いしたり、にらめっこしたり、で刺激的な一夜でした。


進捗状況:『Pigeon Blood』48枚目

*1:2回目は水曜の塾バイト(予測……ノマなし希望)、3回目は日曜のPCバイト追いコン

*2:下宿ではなく一軒家。しかもマイカー持ってるって……なんというブルジョワジーなオーナーだ(笑)。

*3:家のオーナーと今日の料理長。家主の家には記念にとってある酒瓶がごろごろしてました。わたしは酒を飲みますが、好きなわけではないことを実感。

*4:酒をノマないのも二人いた。しかも一人はこの日の主賓(爆)。

*5:中学の頃から飲んでいた。

*6:この時点で酔っ払い反応。

*7:料理長のカラミ酒発動です!

*8:酔っ払いがマジな顔しているという点でも、笑えません。

*9:「謝り」かつ「誤り」。

*10:オーナー曰く「乙女のハート」。実に的を射ていると思う。